症例41 インプラントを用いた咬合再構成

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1、2007年12月26日初診、50代女性。お子様からのご紹介で来院されました。インプラントを用いて、全顎的な治療をしたいという主訴でした。右上567、左上2467、左下4567、右下567が欠損しており、奥歯で物が十分に咬めず、見た目も悪い状態でした。

2、2010年11月22日、治療後の写真です。右上56、左上6、左下456、右下56にインプラントをしました。右上432にセラミッククラウン、①①2③4⑤にセラミックブリッジ、左下13、右下124にセラミッククラウンにより補綴治療(ほてつちりょう・・・歯にクラウンやブリッジや義歯を入れる治療)をおこないました。奥歯で物が咬めるようになり、機能的にも審美的にも良好な状態になりました。

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3、2007年12月26日のレントゲンです。上顎は、右上4321、左上135がありましたが、これら全てが神経が無い状態でした。下顎は左下1236がありましたが、左下6は根が分割されて半分が抜歯されていました。左下136は神経が無い状態でした。右下1234がありましたが、右下12は神経が無い状態でした。右上2には骨欠損(歯の根に沿って骨が失われること)が認められます。

4、2011年1月7日、治療後のレントゲンです。もともと神経が無かった歯は根管治療(過去に神経を取った歯の根の再治療)をおこないました。8本のインプラントは適正な位置に埋入されています。セラミッククラウンのマージン(クラウンと歯の境目)のフィットも良好です。右上2の骨欠損はエムドゲイン(歯周病で溶けてしまった顎の骨や歯根膜などの歯周組織を再生させる歯周組織再生療法の一種、豚の歯胚からつくられたタンパク質が歯が生えてくるときと同じような環境を再現し、歯周組織の再生を誘導する、日本国内においては、2002年に厚生労働省の認可をうけている)により歯槽骨が再生しています。

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5、2009年5月26日、補綴治療(ほてつちりょう・・・歯にクラウンやブリッジや義歯を入れる治療)に先立ち、歯の軸や位置を整えるために矯正治療を開始しました。

6、2009年10月23日、矯正治療が終了しました。右上12間の空隙が無くなったことが分かると思います。歯の軸や位置も揃いました。機能的で審美的な補綴治療をおこなうためには、前準備としてこのような矯正治療が必要な場合も多いです。

7、2010年8月31日、最終的な補綴治療に先立ち、プロビジョナルレストレーション(仮歯のこと。治療途中で使用される一時的なもので、最終的なクラウンができるまで装着するもの。プロビジョナルレストレーションを装着しながら、見た目や機能、周りの歯や歯茎との関係などを調整し、患者様の要望に合わせて最終的なクラウンの形態の参考する)で機能性や審美性を確認していきました。このような咬合再構成(こうごうさいこうせい 、クラウン、ブリッジ、インプラント、義歯、矯正治療などを用いて、 現在の咬合を理想的な咬合に構成しなおす総合治療)をおこなう場合には、プロビジョナルレストレーションによる確認が不可欠となります。

8、9、10、11

8、9、10、11、治療前後の左右側方観です。咬み合わせも良好となりました。治療前は少しだけ出歯でしたが、治療後は改善されました。

この症例は自由診療によるものですが、当医院では保険診療もおこなっております、どうぞお気軽にお声掛けください。尚、全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後結果も変わりますので、何か気になる点がありましたらご相談ください。

 

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