症例42 下顎前歯部の審美補綴症例

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1、60代女性。下顎前歯全ての歯に補綴治療(ほてつちりょう・・・歯にクラウンやブリッジや義歯を入れる治療)が施されていました。本来下顎前歯は全部で6本ですが、8本の歯が作られていました。生まれつき、右下23間と左下23間に空隙があり、昔、その部分をブリッジ(一般に少数歯の欠損に対して用いる補綴物の一種である。主に両側の残存歯、場合によってはデンタルインプラントを支台歯として用い、これとポンティックを連結部で結ぶことによって作られる)にして空隙を塞いだようです。患者様はこれらの形態が不自然であることを非常に気にしていました。

2、全てのクラウンを外して、補綴治療をやり直しました。補綴歯の数が6本となるように矯正治療をおこない、歯の位置を整えた後に、補綴治療をおこないました。セラミッククラウンを用いて、形態、色調、透明感などを調整しました。歯肉とも調和して、天然歯のような審美性を得ることができました。

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3、左下23部です。形態が不自然であると同時に、マージン(クラウンと歯の境目)の適合も不良であり、歯肉が炎症を起こしています。

4、歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)が整い、歯間乳頭(歯と歯の間に位置する歯肉でピラミッド状をしている。歯間乳頭が無くなるとブラックトライアングルといわれる黒く見える空隙ができ、食片がつまったり、会話中に空気がもれたりするとともに、審美性に大きく影響することになる)の形態も良好なものとなりました。歯肉に炎症もありません。セラミッククラウンの形態、色調、透明感ばかりではなく、クラウンと歯肉を調和させることが、自然観のある審美補綴治療には不可欠なものとなります。

この症例は自由診療によるものですが、当医院では保険診療もおこなっております、どうぞお気軽にお声掛けください。尚、全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後結果も変わりますので、何か気になる点がありましたらご相談ください。

 

 

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