症例43 インプラント周囲に遊離歯肉移植術で付着歯肉を獲得した症例

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1、50代女性。右下臼歯が欠損している状態でした。右下56にインプラント、右下4をセラミッククラウンで治療し直す計画を立てましたが、付着歯肉(歯と歯槽骨に付着している部分の硬くて厚い歯茎のこと。頬や唇をひっぱっても動かない可動性のない部分。抵抗力がありブラッシングや細菌などの外部からの刺激に耐えられる。抵抗がなく、可動性がある薄く柔らかい部分の歯茎は歯槽粘膜という)の幅が十分ではありません。

2、右下56にインプラント、右下4にクラウンを装着しました。全てをセラミッククラウンにより治療しています。付着歯肉が十分でない部分に対しては、遊離歯肉移植術(上顎から固い粘膜を採取して移植する手術)を用いて付着歯肉の幅を増やしました。インプラント周囲の歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)も適正です。右下4セラミッククラウン周囲の歯肉には炎症もなく、ブラックマージン(クラウンと歯肉の間に黒い線が出てしまったり、歯肉が 黒っぽく変色すること)やブラックトライアングル(歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る黒くみえる三角形の空隙)も生じていません。

以下にオペ中の写真があります。閲覧される場合にはポップアップ表示をされてください。

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3、インプラント1次オペ(インプラントを植える手術、インプラントを植えたあとは、歯肉を元にもどして、インプラントが骨と接合するのを3~6ヶ月待つ)をおこなった際の写真です。最終的なクラウンの形、位置、軸に配慮して埋入することが重要となります。

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4、インプラント1次オペ 後にインプラントと骨が結合するのを3ヶ月間待ち、インプラント2次オペ(インプラントに土台を立てて粘膜から貫通させる手術)をおこないました。アバットメント(インプラントにネジでとめる土台)の回りに張り付蹴られているのが、上顎から採取して移植された粘膜です。これが生着することにより、インプラント周囲に付着歯肉が獲得され、ブラッシングしやすくなります。

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5、治療前後のレントゲンです。インプラントが適正な位置に埋入されていることが分かります。

この症例は自由診療によるものですが、当医院では保険診療もおこなっております、どうぞお気軽にお声掛けください。尚、全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後結果も変わりますので、何か気になる点がありましたらご相談ください。

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