症例36 右上③4⑤ブリッジのオベイトポンティックによる審美歯科治療

1、2

1、60代女性の右上③4⑤のブリッジの治療をおこなう前の写真です。右上4のポンティック(ブリッジの欠損部分を補うための人工歯)部の形態が平らになっており、このままだと大きなエンブレージャー(歯間鼓形空隙・・・歯肉付近の歯と歯の間にある空隙。正常な歯肉にはわずかに存在する空隙であるが、あまり大きいと食べかすがつまったり、審美的にも問題となる)が発生して、 ブラックトライアングル(歯と歯の間のすきまと歯肉に囲まれた部分に出来る黒くみえる三角形の空隙)ができて審美性が損なわれてしまいます。

2、治療終了から6年3ヶ月後の写真です。ブラックトライアングルは生じず、審美歯科治療が達成されました。

3、4、5、6

3、4、5、6、右上4のポンティックは審美性と機能性を高めるために、オベイトポンティック(ブリッジの欠損部分を補うための人工歯の基底面形態の一種であり、基底面が卵型(=ovate) を呈するものをさす。これをあらかじめ凹面に形成した顎堤粘膜に密着させることにより、 あたかも天然歯が萌出しているかのような歯頚部形態、および生理的に適度な圧迫による歯間乳頭・鼓形空隙の再生が得られる)としました。4と6の写真が簡単な手術と仮歯によって形作られた、オベイトポンティックの受け皿となる粘膜面の形態です。3→4、5→6へと形態を変えました。

7、右上4のオベイトポンティックの基底面形態です。この部分はできるだけ長期的に安定するように、生体親和性の高いセラミックによって作られます。

 

この症例は自由診療によるものですが、当医院では保険診療もおこなっております、どうぞお気軽にお声掛けください。尚、全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後結果も変わりますので、何か気になる点がありましたらご相談ください。

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