症例40 顎堤吸収に対してGBRとソケットリフトによりインプラントをおこなった症例

1、2

1、2011年10月28日初診、60代女性。左下奥歯のクラウンがはずれた、欠損部にインプラントをしたいという主訴でした。すべての歯に修復が行われていました。前歯は咬み合わせが当たっていませんでした。

2、非常に良好な咬み合わせとなりました。左上456部は、歯槽堤の厚みも高さも十分ではありませんでしたが、GBR(骨誘導再生・・・手術で骨を作ること)と上顎洞挙上術(上顎の奥歯には上顎洞という空洞が存在します、インプラントを行う際に骨が十分でない場合に上顎洞底部に骨を造成する手術)をおこなったので、機能的で審美的なものとなりました。

3、4

3、4、治療前後の左上臼歯部です。左上456にインプラントをおこないました。インプラント2次オペ(インプラントに土台を立てて粘膜から貫通させる手術)と同時に、歯肉弁根尖側移動術(しにくべんこんせんそくいどうじゅつ・・・歯周外科処置のうちの一つ。付着歯肉が狭い場合に、付着歯肉を根の方向に移動することにより、付着歯肉の増加を目的としておこなわれる)をおこない、付着歯肉(歯と歯槽骨に付着している部分の硬くて厚い歯茎のこと。頬や唇をひっぱっても動かない可動性のない部分。抵抗力がありブラッシングや細菌などの外部からの刺激に耐えられる。抵抗がなく、可動性がある薄く柔らかい部分の歯茎は歯槽粘膜という)を増大しました。同時に、歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)も作り、審美性と清掃性を良好にしました。

5、6、7

以下にオペ中の写真があります。閲覧される場合にはポップアップ表示をされてください。

5、インプラントを埋める場所の歯槽骨が狭いことが分かります。術前のCT撮影で確実な診断をおこなわなければなりません。

6、CT撮影の結果、歯槽骨の幅がかなり狭く、GBR(骨誘導再生・・・手術で骨を作ること)をおこない、歯槽骨の幅を広げなければインプラントができないことがわかりました。

7、インプラントを埋入直後の写真です。左上45部のインプラントの外側が骨で覆われていないことが分かります。その部分にGBRをおこないました。

 

8、左上6は上顎洞(頭蓋骨の上顎部分にある空洞で、鼻腔と通じています)までの距離が短く、十分な長さのインプラントを埋入することができなかったために、上顎洞底挙上術(上顎の奥歯には上顎洞という空洞が存在します、インプラントを行う際に骨が十分でない場合に上顎洞底部に骨を造成する手術)をおこないました。今回はソケットリフト(上顎洞底挙上術クレスタルアプローチ・・・上顎の奥歯には上顎洞という空洞が存在します、インプラントを行う際に骨が十分でない場合に上顎洞底部に骨を造成する手術で、歯の生えていた部分からアプローチするもの)という方法でおこないました。(本ブログ症例4は上顎洞底挙上術ラテラルアプローチといいます)上顎洞の底部の白い像の部分が上顎洞底を挙上した部分となります。

9、10

9、10、仮歯を用いて歯肉の形態の調整をしている最中の写真です。この仮歯で歯肉のスキャロップ(貝殻のような形をした歯肉の高低差)を整えていきます。

 

この症例は自由診療によるものですが、当医院では保険診療もおこなっております、どうぞお気軽にお声掛けください。尚、全ての症例が同じような結果になるとは限りません。治療前の病状によって術後結果も変わりますので、何か気になる点がありましたらご相談ください。

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